元オートバックスのタイヤ販売員だったケトナーです!この記事では、ミシュランタイヤのパイロットスポーツ4という車のタイヤについてご紹介します。
車のタイヤってどれにしたら良いのか悩みますよね。
ケトナーの車はスイフトスポーツですが、タイヤはミシュランと決めています。
パイロットプレセダPP2、パイロットスポーツ3、そしてパイロットスポーツ4…
いつもミシュランのタイヤを履いて車に乗っています。
国内メーカーにも優秀なタイヤは揃っていますが、ミシュランを履いたことが無い方は是非、一度ミシュランタイヤを使ってみてもらえるとその良さがわかると思います。
ミシュランを履いたことが無い方、タイヤ購入を検討されている方はこの記事を参考にタイヤを選んでもらえれば幸いです。
パイロットスポーツ4の基本情報
メーカー | ミシュラン パイロットスポーツ4 |
タイヤサイズ | 111サイズ(16インチ〜21インチ) |
価格 | タイヤサイズと店舗による |
用意されているサイズは111あるので、ホイールサイズが大きめの普通乗用車には装着できるはずです。
パイロットスポーツ4のおすすめポイント3つ
パイロットスポーツ4のおすすめポイントは3つあります。
①ドライ性能・ウェット性能に優れている
②剛性が高いのにしなやかで乗り心地が良い
③スポーツタイヤでありながら静音性に優れている
それでは説明していきます。
①ドライ性能・ウェット性能に優れている
ドライ性能に優れている
(※ドライ性能とは乾いた路面を走行するときのタイヤの性能)
パイロットスポーツ4には「ウルトラ・リアクティブ・トレッドパターン」というミシュラン独自のタイヤパターンが採用されてます。
簡潔に書くと、タイヤの溝の掘り方の話です。
溝を多く掘るとウェット性能が上がる反面、接地面積が少ないのでドライ性能が下がります。
なので接地面積での溝の割合を少なくしているようです。
つまりタイヤのゴムが地面に接触している部分が多い、ということですね。
接地面積が多いと地面に対して摩擦力が生まれますので、しっかりと地面を捉えて走ることができるようになる、という理屈です。
ちなみに接地面に対する溝の割合は26.5%と公表されています。
ケトナーが乗っている感覚としては、交換した直後から感動を覚えるレベルでハンドリングが良くなったことを実感しています。
また長時間走っていても、タイヤの性能が低下することなく安定していることが印象に残っています。
ウェット性能に優れている
(※ウェット性能とは雨などで濡れた路面を走行するときのタイヤの性能)
溝の割合を少なくしているから、ドライ性能が高いのにウェット性能も高いとはどういうことか?
これは溝の掘り方とタイヤのコンパウンドが関係しているようですね。
(※コンパウンドとはタイヤの接地面に使われるゴム素材のことで、カーボンブラックやオイルなどの配合剤を混合した複合ゴムのことです。簡単に言えばタイヤの素材です)
パイロットスポーツ4は、※フォーミュラEというレースでのタイヤ技術を使っているらしく、フォーミュラEで使用されるタイヤの溝のパターンと非常に良く似ています。
「ストレートグルーブ&アンチ・サーフ・システム」という名称で縦方向と横方向、両方の排水性能を高めています。
また、新しいコンパウンドを使用しているとのことで、より一層地面への食いつきとブレーキ性能も高まっているようです。
もちろんケトナーも雨の日に、車に乗ることはあります。
乗り始めからウェットな場合もありますし、走行中に雨が降ってくる場合もあります。
雨の降り始めが一番滑りやすいと言われていますが、ドライの時と同様で路面に食いついている感じがあんまり変わらない感覚なんですよね。
もしかしたら自分が鈍感なだけかもしれない、とも思いますが交差点を曲がる際や高速走行でもしっかり路面に食いついている感覚が確かに感じ取れます。
②剛性が高いのにしなやかで乗り心地が良い
タイヤの剛性を求めるなら、サイドウォールの強いタイヤを選べば良いです。
(※「剛性が高い」とはタイヤの構造、作りがしっかりしていて力が掛かった時のタイヤの変形が小さいということです)
(※サイドウォールとはサイズやメーカーが刻印されている地面と接さないタイヤ側面のことです)
そうすれば高速カーブや、右左折でタイヤがヨレることが少なくなり、代わりに乗り心地が固い感じになります。
反対にクッション性の高いタイヤを選べば乗り心地が良くなり、高速カーブや右左折でタイヤのヨレる感じが出てきます。
タイヤ剛性と乗り心地は反比例するというのが通常なのですが、パイロットスポーツ4は両方の良いとこ取りをしていると思います。
「剛性を保ったまま、乗り心地の良さを損なわない」パイロットスポーツ4はそんなタイヤになっています。
サイドウォールの剛性は乗った時の感覚でもわかるかと思いますが、タイヤ販売店に行って実際にタイヤの側面を触ってみてもらえると一番わかりやすいと思います。
特にブリヂストンのタイヤと比較して触ってみると、わかりやすいはずです。
ブリヂストンのタイヤは作りがしっかりしているので、サイドウォールも頑丈に作られていて結構ガチガチに硬いです。
その点ミシュランのパイロットスポーツ4は、頑丈でありながらもゴム質が柔らかいというか…
弱くてふにゃっとしている感じではなくて柔軟性というか、しなやかさがあるんですよね。
普段タイヤを触ることなんて中々無いことだと思いますので、交換が近い方は一度店舗に赴いてタイヤに触れてみることをおすすめします。
パイロットスポーツ4は、作りはしっかりしているのでコントロール性は良いものでありながら、地面から伝わるコツコツ感は軽減されていて乗り心地も良いスポーツタイヤになっています。
③スポーツタイヤでありながら静音性に優れている
パイロットスポーツ4は静音性にも優れています。
スポーツタイヤでありながらロードノイズが軽減されているんですね。
ロードノイズとは高速等で聞こえる「ゴーーーッ!」という走行音のことです。
新しいコンパウンドが影響しているのか、ロードノイズはスポーツタイヤとしては静かな部類に入ります。
コレばっかりはパイロットスポーツ4を履いている車に乗ってみないとわからないことだと思います。
スポーツタイヤだと、特に音楽を聴いていてもロードノイズと混ざって不快に感じる場面もあるかと思います。
音量を上げればロードノイズをかき消すことはできますが、あまりに大きな音で音楽を聴きながら走行していると外部の音が聞こえづらくなり運転に支障をきたす場合もあり得ます。
その点、パイロットスポーツ4は他のスポーツタイヤよりもロードノイズが抑えられているので音楽鑑賞や子供の動画視聴にも影響を及ぼしにくいタイヤになっていますね。
パイロットスポーツ4を使っている感覚としては、街中を普通に走っている時にはスポーツタイヤであることを感じさせないような静音性でありながら、ワインディングの場面でしっかり路面を掴むタイヤに仕上がっています。
スポーツタイヤでありながら、ある程度の静音性という心地よさも追求したいというような方に向いているタイヤとなっているのがパイロットスポーツ4となります。
パイロットスポーツ4のおすすめできないポイント1つ
■ミシュランは各タイヤメーカーの中で価格が少し高め
パイロットスポーツ4でおすすめできないポイントがあるとしたら、その価格だと思います。
しかし、価格以上の性能と価値はあると確信しています。
値段だけみると高く感じてしまいますので、説明していきたいと思います。
■ミシュランは各タイヤメーカーの中で価格が少し高め
タイヤ全体で見るとずば抜けて高いというわけではないのですが、各メーカーの対抗商品と比較すると少し高い、というところですね。
先ほど静音性に特化したタイヤもあることを注釈で書きましたが、各メーカーこぞって静音性に特化したタイヤを出しています。
もちろんパイロットスポーツ4に対しても、各メーカーは対抗商品として同価格帯で似たようなスポーツタイヤを販売しています。
なので各メーカーの対抗商品をAmazon価格で比較してみます。
※スイフトスポーツの純正サイズで比較します。またダンロップは195が無いので205の価格になります。
メーカー | タイヤ名 | サイズ | 1本価格 |
DUNLOP | DIREZZA DZ102 | ※205/45R17 | ¥14,740 |
YOKOHAMA | ADVAN FLEVA V701 | 195/45R17 | ¥15,500 |
BRIDGESTONE | POTENZAアドレナリンRE004 | 195/45R17 | ¥17,610 |
Michelin | パイロットスポーツ4 | 195/45R17 | ¥18,700 |
continental | ContiSportContact5 | 195/45R17 | ¥20,540 |
1番下のコンチネンタルは、スイフトスポーツに純正装着されているタイヤです。
各メーカーのスポーツタイヤの価格比較表を見て1本あたり千円〜4千円ほど高い傾向にありますね。
しかし純正装着のタイヤと比べればミシュランの方が安いですし、ケトナーとしては性能も良いように感じています。
ミシュランだけがダントツに高い価格なのであれば、ここまでおすすめ出来るタイヤになっていなかったと思いますが、他メーカーとの価格差を鑑みても非常におすすめできるコストパフォーマンスの高いタイヤとなっています。
パイロットスポーツ4の口コミとその他の情報
パイロットスポーツ4に関する口コミを「みんカラ」から一部抜粋して載せておきます。
純正POTENZA S001と交換です。
劇的な変化があったかどうかを言われると、あまり無いですが、尖りが無くなった気がします。
ネームバリューとサイドウォールで選んだようなもんです。安いし!!
純正以降S001を使用していましたが、
初ミシュランです。
どちらも素晴らしいタイヤですが、直進性はミシュランが上ですね。価格面からはコストパフォーマンスが優れているかと思います。
この度、ピレリから履き替えました👍
新品だからかもですが、走りが軽やかになり、走りのキレが良くなったと素人のわたしでも感じることが出来ました😉
ありがとうピレリよろしくミシュランm(_ _)m
タイヤ交換を安くするには楽天carのタイヤ交換がおすすめ
今回ケトナーは「楽天car」でタイヤ交換をさせて頂きました。
楽天でタイヤ交換ってどういうこと?となるかもしれませんが、楽天でタイヤ購入から交換まで全てやってくれるサービスになっています。
タイヤ交換の工賃は実店舗と大差無いと思いますが、タイヤそのものは実店舗より楽天市場の方がリーズナブルだったのです。
具体的な価格を出すと、比較表と同じく195/45R/17の4本セットで¥67,520でした。
(パイロットスポーツ4)
1本あたりの価格は比較表より¥1820も安くなってます。
工賃は4本セット¥9,240でトータル¥76760
ちなみにお店は楽天市場内の「タイヤ販売の専門店SideCar」という販売店舗です。
交換は楽天carが提携しているガソリンスタンドで実施し、自宅から近所のガソリンスタンドを予約して予約日時に行く、という感じでタイヤ交換できます。
買ったタイヤは自宅に届くこともないのでご安心ください。
タイヤ販売店から取り付け予約したガソリンスタンドに配送してくれます。
流れを説明すると、
①楽天市場からタイヤと交換チケットを一緒に購入する(その際、交換チケットはタイヤ本数とインチ数合わせてください)
②タイヤ注文後、交換予約のメールが届きますので記載のURLから交換予約をする
③予約が確定するとメールで予約完了通知が来るので、交換日時に取付店舗に行ってタイヤ交換してもらう
という流れで交換することができます。
上記注意点のように多少の手間は掛かってしまいましたが、価格だけは安く抑えることができました。
もちろん楽天ポイントも付与されます。
車のタイヤ交換は高額な出費になると思うので、費用を少しでも安く抑えたいとお考えの方は楽天carのタイヤ交換を使ってみても良いと思います。
パイロットスポーツ4はトータルバランスに優れている
今回はタイヤの乗り心地の話なので感覚的な表現が多くなってしまいましたが、パイロットスポーツ4はトータルバランスに優れているタイヤだということをお伝えしておきます。
街中での走行はクッション性や静音性などの乗り心地を求めますし、山道などのワインディングではある程度のグリップ力が欲しいと思うのが心情です。
パイロットスポーツ4は、スポーツタイヤでありながらそのどちらの要素も満たしていると理解しているので自信を持っておすすめすることのできるタイヤになっています。
加えて、ミシュランタイヤは世界規模のタイヤメーカーです。
2019年にはブリヂストンを抜いて世界第1位の売上となった世界が認めるタイヤメーカーなので安心して使えます。
そのことがミシュランのパイロットスポーツシリーズは、高品質で安心できるタイヤというなによりの証明になるはずです。
日本ではまだまだ国内メーカーのタイヤが主流ではありますが、気になった方は一度ミシュランのパイロットスポーツ4を試してみてはいかがでしょうか?
きっと他のタイヤを使えなくなると思いますよ。