ケトナーです!
皆様、PCへの外部機器の接続はどうされていますか?
直接繋ぐ?USBハブを使う?いえいえ「ドッキンングステーション」という便利なものがあるんです。
「直接繋ぐにはPCのポート数が少ない」「USBハブで繋いでるけど配線がごちゃついている」ということがありますよね。
PCへの電源アダプター、外付けSSD、外部モニター、会議用のウェブカメラ等々、色々な機器をPCに繋いでいると直接繋ぐにはポート数が足りなくなってきますし配線もごちゃごちゃしてきます。
ケトナーもデスク周りをスッキリさせたい思いで導入したのですが、これが思いのほか良かったです。
デスク周りはスッキリしてPCのポートを拡張することができました。
この記事は数あるドッキングステーションの中でもOWCのThunderbolt dockという商品についてご紹介していきます。
ノートPCがメイン機だけど「PCのポート数を増やしたい方」「デスク周りをスッキリさせたい方」に向けておすすめの記事となっています。
OWC Thunderbolt dockの基本情報
価格 | ¥41,800 |
システム要件 | Mac OS11.0(Big Sur)以降 Windows10以降 |
ハードウェア要件 | Mac:Thunderbolt3 PC:Thunderbolt4 |
ポート(端子類)前面 | ・最大96Wの電力供給を備えたThunderbolt 4ポート×1 ・USB2.0 type-A×1 ・SD4.0カードスロット×1 ・3.5mmオーディオジャック×1 |
ポート(端子類)背面 | ・Thunderbolt 4(USB-C)×3 ・USB 3.2 Type-A(10Gb/s)×3 ・ギガビットイーサネット×1 |
本体サイズ | 縦:7.4cm 横:19.8cm 高さ:2.6cm |
本体重量 | 400g |
付属品 | ・Thunderbolt4ケーブル 0.8m ・AC電源アダプター |
前面
背面
本体サイズ比較用(air pods pro)
上記画像の通り、ポート数前後合わせて計12になりますが、背面の一つはAC電源アダプター、前面のThunderboltはPCからの接続で確定です。
前面のThunderboltはPCへの給電の役割も果たしているので、PCとの接続で確定してしまいます。
前面の画像の雷マークの横にディスプレイのマークが書かれていますが、背面のThunderboltには雷マークしかないのでわかりやすいかと思います。
OWC Thunderbolt dockのおすすめポイント3つ
ケトナーが感じたおすすめポイントは3つです。
1 外部機器への接続端子が拡張される
2 クラムシェルモードで使うのに最適
3 インターネットの有線接続が可能
以上の3つがおすすめだと感じているので以下で説明していきます。
1 外部機器への接続端子が拡張される
1つ目のポイントは「外部機器への接続端子が拡張される」ことです。
ドッキングステーションのメイン機能ですね。
PCの周辺機器を揃えていくと、PCと接続することが前提となる場合が多々ありますがPC本体だけではポート数が足りない場合が出てきます。
接続したい機器を都度差し替えて使うこともできますが、非常に面倒で効率も悪いです。
また13インチのMacBookであれば本体にThunderboltしか備わっていないので、そもそも端子の接続部が合っていない場合もあります。
ケトナーは昔ながらのUSB type-AのUSBメモリを使っているのですが13インチのMacBookだと接続できないですよね。
そういった場合にドッキングステーションで端子類を充実させてUSBメモリを使うことになります。
付属のThunderbolt4のケーブルを使ってPCのThunderboltから、ドッキングステーション前面のThunderboltに接続すれば本製品の端子類が使えるようになります。
つまりMacBook(PC)本体のThunderboltを1つ使って使えるポートの数や種類を増やすということです。
MacBookにはThunderbolt4のケーブルが1本繋がっているだけで、あとはドッキングステーションの方に繋いでいけば良いわけです。
これが非常に便利です。
これでケトナーのPCにごちゃごちゃ繋がっていた配線がドッキングステーションに収束しました。
PC本体にごちゃごちゃ配線があったこの状態から…
↓↓↓
配線がスッキリ!
デスク周りの配線はスッキリしますし、MacBook(PC)本体にはケーブル1本だけ繋がっている状態なので、ポート数に困らされたり端子の種類に困らされたりすることが激減します。
2 クラムシェルモードで使うのに最適
2つ目のポイントは「クラムシェルモードで使うのに最適」だということです。
クラムシェルモードとは?
ケトナーも最近まで知らんかったけど、クラムシェルモードっていうのはノートPCを閉じた状態で使うことを言うんやで!つまり外部モニターに接続してノートPCのディスプレイやキーボードは使わないってことやな!
これはノートPCでありながら、使い勝手はデスクトップに近い状態にできるということです。
つまりこういう状態ですね。
クラムシェルモードを踏まえた上でOWCのThunderbolt dockは基本的に据え置いて使うことが前提です。
ノートPC頻繁に持ち出す方や、外部モニター等の接続を考えている方には便利な商品だと思います。
ノートPCを頻繁に持ち出すとなると、端子類の差し替えが面倒ではないでしょうか?
普段、あまり差し替えたくない配線は結構あるかと思います。
ケトナーの場合はモニターの他に、webカメラ、外付けのSSD、キーボードやマウスの充電用ケーブル等をドッキングステーションに繋ぎっぱなしの状態です。
ドッキングステーションが無ければこれらがPCに繋がっているので、PCを持ち出す時に全ての配線を外さないといけません。
しかし、Thunderbolt dockがあればPCではなくドッキングステーションの方に配線を繋ぎっぱなしにできるのでPCの持ち出しも楽になります。
例えばPC本体を持ち出して普段と違う環境で作業する場合は、PCに繋いでいるケーブルを1本外して持ち出すことができますし、帰ってきたらPCを閉じた状態でケーブル1本繋げばモニターやカメラなど外部機器全てにアクセスできる状態です。
外部モニターやキーボードなどのPC周辺機器を揃えてクラムシェルモードでPCを使う方には、このThunderbolt dockがあると非常に便利に感じるはずです。
あと、基本情報でも書いていますがPCに繋がっているケーブルは給電もしれくれてます。
繋がっているケーブルで最大96wでPCに給電もしてくれているので、PCを充電するためのケーブルは不要です。
3 インターネットの有線接続が可能
3つ目のおすすめポイントは「インターネットの有線接続が可能」ということです。
配線をスッキリさせたいなら無線の方が良いように思えるかもしれません。
現にケトナーもWi-Fiでしか使っていませんが、インターネットの接続安定性や速度を求める方にとっては有線の方が良いと思います。
実際オンラインゲームなどでも、インターネットの接続が不安定だと接続が切れたり速度が遅くてラグが酷かったりする場合もあります。
また、限定的な話になりますがMacBookはPC本体だけでインターネットに有線接続ができません。
MacBookを有線接続しようとするとThunderbolt-ギガビットイーサネットアダプタが必要になります。
しかしThunderbolt dockには背面にギガビットイーサネットの端子があるので、アダプターを必要としません。
Thunderbolt dockとMacBookを繋いで、Thunderbolt dockと有線LANを繋げばMacBookの有線接続ができるようになります。
(MacBook⇆Thunderbolt dock⇆有線LANケーブル)
なのでインターネットの接続が安定しなかったり速度が遅いと感じる方は、このThunderbolt dockを使って有線接続してみると改善できる余地があると思います。
OWC Thunderbolt dockのおすすめできないポイント2つ
OWC Thunderbolt dockのおすすめできないポイントは2つです。
1 価格が高い
2 USBハブで十分な場合もある
ケトナーがおすすめできないと思う点は2つありますので説明していきます。
1 価格が高い
おすすめできないポイントとしてはやはり「価格が高い」ことです。
これは他メーカーと比較して高いというよりも、一般的考えて高い商品だと思います。
基本情報にも記載されていますが価格は¥41,800です。
ただしドッキングステーション自体が高価なものなので似たようなレベルのもので他メーカーと比較しても、そこまで価格は変わらないと思います。
一応、他のドッキングステーションとの価格比較表も作っておきます。
メーカー | 商品名 | 価格 |
Anker | Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dock | ¥34,980 |
CalDigit | CalDigit TS3 Plus Dock | ¥34,800 |
belkin | Thunderbolt™ 3 Dock Pro | ¥35,959 |
OWC | Thunderbolt dock | ¥41,800 |
OWCのThunderbolt dockは他のメーカーと比較しても高めな傾向にはありますが、それでもドッキングステーション自体が高いです。
PCの周辺機器がある程度揃っていて自宅や職場にPC用のデスクがある、みたいな方であれば価格に見合った恩恵を受けれるかと思います。
また付されている端子の種類やポート数は商品やメーカーによって微妙に違っているので自分にとって必要な端子なのか?ポート数は十分なのか?ということも考慮した方が良さそうです。
例えばHDMI端子が搭載されているドッキングステーションが欲しいのにOWCのThunderbolt dockにはHDMI端子はありません。
しかしAnkerのドッキングステーションではHDMIが2つも搭載されています。
もし、ケトナーがHDMIの搭載を優先していたら、Ankerの方が自分の環境に合っていることや価格も抑えられるのでAnkerのドッキングステーションを買っていたと思います。
ケトナーとしてはドッキングステーションの中ではOWCのThunderbolt dockをおすすめしています。
おすすめではありますが、予算、搭載端子、ポート数、使用用途や自分の環境にあったものを明確にしてから選ぶことが大切になってきます。
2 USBハブで十分な場合もある
2つ目のおすすめできないポイントとしては「USBハブで十分な場合もある」ということです。
USBハブとはこういうものです。
(Anker PowerExpand Direct 7-in-2 USB-C PD メディア ハブ ¥5,999)
ケトナーはThunderbolt dockを使い始める前に、コレを使って外部機器を繋いでいました。
色々と外部機器が増えてきたときに、ポートが足りなくなってきたことを覚えています。
Thunderbolt dockは既にPCの周辺機器が揃っている方や、今後揃えていく予定の方には非常に有用なアイテムになると思います。
しかし、一方でそれほど外部機器を使わない方にとっては無用な機能が多くなり無駄に高いアイテムになってしまうと思います。
極端な例になりますがtype-AのUSBメモリにたまにデータ保存したいぐらいであればドッキングステーションでは高すぎます。
機能としてはもちろん果たすことはできますが、用途が軽いものに対して間違いなくコストが見合っていません。
対して上記のUSBハブであれば、価格は¥5,999です。
USBメモリを繋げたいだけであればUSBハブで十分です。
PCの周辺機器を繋ぎっぱなしにしときたいわけでもなく、要所要所でたまに繋いで使うことがあるかな〜という方はUSBハブで十分だと言わざるを得ません。
OWC Thunderbolt dockのその他の情報
OWC Thunderbolt dockのその他の情報を軽く紹介しておきます。
・Thunderbolt4の端子が2基増える
・電源は業務用コンセント
・本体上部のロゴは光る
Thunderbolt4の端子が2基増える
このThunderbolt dockはThunderbolt端子が2基増えます。
PCのThunderbolt端子を1つ使って3基備わっているので2つ増える計算ですね。
Thunderbolt端子を1つ使って2基増えるというのは、ドッキングステーションの中でも珍しいようです。
Thunderboltの端子を増やしたい方には特に向いている商品になるかと思います。
具体的にはMacBook Airなど元々端子が2基しか搭載されていないPCなどには有難いのではないでしょうか。
電源は業務用コンセント
業務用コンセントなので形状が特殊になっています。
しかし変換プラグは付属しているので特に問題はないと思います。
ちなみにAnkerの電源タップだと業務用に対応している製品が多いのでアダプターを使わずに挿すことができます。
ケトナーもアダプターは使わずAnkerの電源タップに挿して使っています。
本体上部のロゴは光る
画像ではわかりにくかったかもしれませんが、本体上部のロゴは発光しています。
PCに繋いでいる時は青、繋いでいない時は白く光ります。
光るのが格好良く見えたので気に入っていたのですが、意外と光が強くて寝るときは邪魔になります。
OWC Thunderbolt dockは便利アイテム
正直なところ、ドッキングステーションは無くてもPCは全然使えます。
外部機器を直接PCと繋げば良いわけですから…
しかし配線がスッキリしたり、ポート数が増えたり、PCの持ち出しが楽になったり、PCが充電されたり…
色々とメリットはあるかと思います。
「無くても問題ないけど、あるとすごく便利になる」
OWCのThunderbolt dockはノートPCをメインで使う方にとって非常に便利で、少し生活満足度が上がるような商品ですので自信を持っておすすめします。