ケトナーです!
最近、煽り運転などのニュースをよく目にします。
直近では、走行中に助手席の窓ガラスに石?のようなものを投げつけられて窓ガラスが割れる映像をテレビで見ました。
車を持っている人にはドライブレコーダーは必須のアイテムになってきていますね。
ケトナーもドライブレコーダーは付けていますが、型も古くなっていて前方録画のみなので不安感を感じています。
そこで新しくドライブレコーダーを買い替えることにしました。
個人的に色々調べた結果、新しいドライブレコーダーは「VANTRUE N4」と「MDR-C010A3」という2つに決めました。
この記事はVANTRUE N4を、使用してみた感想など交えながらレビューしていきます。
ドライブレコーダーの買い替えを考えている方、新規で取り付けを考えている方に向けてのレビュー記事になっています。
VANTRUE N4の基本情報
VANTRUE N4の基本情報をお伝えします。
メーカー | VANTRUE |
商品名 | N4 |
価格 | ¥28,990 |
カメラ | 3カメラ体制(フロント・リア・車内) |
フロントカメラ | F/1.4光学6G多層ガラスレンズ 広角155° |
車内カメラ | F/1.8光学6G多層ガラスレンズ 広角165° |
リアカメラ | F/1.8光学6G多層ガラスレンズ 広角160° |
センサー | SONY製CMOSセンサー「STARVIS」内蔵 |
ディスプレイ | 2.45インチIPS液晶 |
画質 | 3カメラモードで1440P + 1080P + 1080P 30FPS WDR機能 |
駐車監視機能 | 衝撃+動体検知 |
同梱物 | フロント+車内カメラ・リアカメラ・吸盤マウント・ソケットケーブル・ USB Type-Cケーブル・リアカメラケーブル・リアカメラ両面テープ・ 説明書・クイックスタートガイド・ステッカー2枚 |
メーカーは「VANTRUE」という聞き馴染みのないメーカーになっていますが、これはドライブレコーダー専門の中国メーカーになります。
こちらの商品は画質面での評価が高いことで有名です。
フロントのみの撮影では最高画質で4Kでの撮影が可能になっています。
3カメラ全て稼働させた場合でもフロントは2Kの撮影を維持します。
フロント以外の車内、リアは1080PのフルHDとなっています。
数あるドライブレコーダーの中ではカメラ性能が高く、そのことが画質の良さに繋がっている、ということですね。
VANTRUE N4のおすすめポイント3つ
VANTRUE N4の特におすすめできるポイントは3つあります。
①3カメラ体制で前方、後方、以外に車内も録画できる
②高画質なのでナンバー読み取り精度が高い
③国内メーカーよりコストパフォーマンスが高い
VANTRUE N4の使用感として、上記の3つがおすすめできるポイントとなっていますので説明していきます。
3カメラ体制で前方、後方、以外に車内も録画できる
最初のおすすめポイントは「3カメラ体制で録画している」ということです。
VANTRUE N4にはカメラが3つ付いています。
前方、車内、後方の3つです。
全てのカメラで150°以上の視野角を備えているので、死角がほとんどありません。
車内カメラについては、サイドの窓ガラスの外も見えるくらい視野角が広いので横方向に対しても有効です。
ちなみに上画像の液晶横に付いているカメラが車内カメラになっています。
一般的にドライブレコーダーといえば前後の2カメラ体制が主流かと思いますが、これは事故時や煽り運転などを想定してのことだと言えます。
今までだと前後で十分だと想定されてきたわけですね。
しかし最近は360°カメラなどの商品も増えてきており、全方位をカバーすることがマストになりつつあります。
なぜ横方向での録画も必要になってきたのか?
理由は様々です。
横方向からぶつけられる事故もありますし、駐車時に開いたドアをぶつけられることもあります。
更に怖い想定だと、冒頭のように石のようなものを投げつけられることもあったり、煽り運転から車を止められて、煽ってきた人が車から降りて窓側に寄ってくることも想定できます。
このように、あらゆる場面を想定して対処するためには前後のみならず横方向への録画もあった方が記録に残しやすいです。
そのため3カメラ体制できるVANTRUE N4を自分の車に付けることにしました。
以上の理由から前後だけではなく、3カメラ体制で車内録画もできるVANTRUE N4をおすすめしておきます。
ケトナーは本機を運転席側のルームミラー横に取り付けています。
実際に使ってみた感じとしては、助手席側の外まではカバー出来ているようには見えないです。
映る範囲として運転席の窓辺りから助手席辺りまで、という感じですね。
広角カメラなので両サイドまでカバーできると思っていたのですが、見立てが甘かったです。
ただしカメラの取付位置や、角度調整などで両サイドまでカバーできるかもしれません。
全方位録画という意味では、やはり360°カメラの方が向いているのは間違いないかと思います。
高画質なのでナンバー読み取り精度が高い
2つ目のおすすめポイントは「高画質なのでナンバーの読み取り精度が高い」ことです。
全方位をカバーしてくれる360°カメラがあると知っていながら何故、VANTRUE N4を選んだのか。
それはVANTRUE N4が高画質だったからです。
画質面での悪い評価は見たことがありません。
3カメラ全て動作しても3カメラモードで1440P + 1080P + 1080Pの画質で動作してくれます。
後方、車内はフルHD、前方はWQHDでの録画です。
3カメラも動作させていれば、画質は落ちるのが必然となってきますがVANTRUE N4は全てのカメラでフルHD以上の画質を維持できているので読み取り精度を高めています。
また本機は、SONY製の「STARVIS」というセンサーを搭載しています。
「STARVIS」を3カメラ全てに搭載しているので、夜間の撮影や逆光にも強く、白飛びや黒つぶれもあまり見られません。
このような理由もあり他社製品と比較しても、ナンバー読み取り精度が高いというわけです。
車内カメラには4つの赤外線センサーを搭載していて、夜間でも人物の表情までしっかり見えるように撮影することが可能です。
日中夜間ともに、しっかり記録してくれるので安心して車の運転をすることが出来ています。
以上のことから、ナンバープレートの数字が潰れることなく読み取り精度が高いと言えるのです。
何故ナンバープレートの読み取り精度の高さが必要なのか?
例えば、駐車中に当て逃げされたと想定して、ぶつけてきた車のナンバーが読み取れずに車種や色だけの特定だと、ものによっては膨大な数になります。
つまり、「この車がぶつけてきた!」ということを特定しにくいです。
これは証拠提出としての効力が弱いということになります。
しかし、ナンバープレートの読み取りができると、車種や色がわからなかったとしてもぶつけてきた車は必ず特定できます。
当て逃げされて泣き寝入りする可能性を極力減らすためにはナンバープレートの読み取り精度が高い方が有利になってきます。
ドアの開閉で当ててしまってそのまま去って行く人もいます。
普通に車同士の事故でも逃げる人はいます。
全員が逃げないのであれば、当て逃げなども無いはずです。
悲しいですが、逃げる人が居ることを想定して逃げ得を許さないという意味合いも込めてナンバープレートをしっかりと読み取れるドライブレコーダーを取り付けた方が良いです。
国内メーカーよりコストパフォーマンスが高い
3つ目のおすすめポイントは「国内メーカーよりコストパフォーマンスが高い」ということです。
これは国内メーカーと比較して極端に安いと言っているわけではありません。
同程度の価格帯であれば、VANTRUE N4の方が機能的に優れていることが多く、同程度の性能を持ったものであれば、VANTRUE N4の方が安い傾向にあるということです。
わかりやすく性能と価格で比較をしてみましょう。
VANTRUE N4はAmazonで¥28,990です。
同じく3カメラで「STARVIS」を搭載した国内メーカーだとユピテルのドライブレコーダーでY-3000というものがあります。
おそらく同程度の性能と考察できますが、こちらは¥47,129となっています。
その額、2万円近くの差があります。
同程度の性能と思われるものでありながら結構な差があります。
次に同程度の価格帯と比較してみましょう。
近い価格帯で探してみるとこちらもユピテルのQ-30Rとうドライブレコーダーが¥25,490となっています。
こちらは360°カメラ+リアカメラとなっていてセンサーも「STARVIS」搭載です。
こちらは360°カメラなので全方位を見れるようになっていて500万画素ということですが、VANTRUE N4よりナンバー認識精度に欠けています。
やはり360°カメラだと、どうしても画質の精細さでは見劣りします。
ドライブレコーダーを付ける方が何を重視して録画するか、という目的に合わせる必要はあります。
しかし同程度の性能だと安い傾向で、同程度の価格帯だと性能が高い傾向ということはVANTRUE N4がコストパフォーマンスに優れている証拠だと言えます。
つまり「国内メーカーよりコストパフォーマンスが高い」ということになり、これが3つ目のおすすめポイントになります。
VANTRUE N4のおすすめできないポイント2つ
VANTRUE N4のおすすめできないポイントは2つあります。
①別売品が多い
②カー用品店などで販売されていない
おすすめできないポイント2つを説明していきます。
別売品が多い
VANTRUE N4のおすすめできないポイントとして、別売品が多いということがあります。
VANTRUE N4の別売品には「絶対必要なものが1つ」と「できればあった方が良いものが2つ」あります。
これらを全て購入すると結構な金額になってきます。
結局、トータル費用としては上がってしまうわけですね。
この点に関しては非常に残念です。
しかし、別売品もあればVANTRUE N4の性能をしっかり引き出すことができるので、できるだけ揃えていくようにしましょう。
Amazonなどではタイムセールがあったり、楽天市場ではポイント還元があったりと買い方を工夫すればトータルの購入額が上がってしまうことも少し緩和できます。
セールを狙うなど買い方には工夫しながら別売品を揃えていくことが、より良い選択と言えるでしょう。
それでは「絶対に必要な別売品」と「あった方が良い別売品」とは何なのか、を説明していきます。
絶対に必要な別売品
絶対必要なものは、「MicroSDカード」です。
VANTRUE N4にはMicroSDカードが付属していないので、別で用意する必要があります。
国内メーカーであれば、付属していることがほとんどですが本商品には付属していません。
なので録画データを残すMicroSDカードは絶対に必要になりますので、こちらで別に購入して用意しておきましょう。
データサイズは4Kに対応しているのでU3規格以上のものを選んで購入するようにしてください。
さらにドライブレコーダー用のMicroSDは高熱になる車内温度に耐えれるよう高耐久のものになっている場合がほとんどです。
ドライブレコーダー用の高耐久のMicroSDカードを選ぶようにする必要もあります。
SDカードの規格などよくわからないって方は、VANTRUEからSDカードが別売されているのでそちらを購入してもらうと間違いないです。
価格に関しては、メーカーやSDカードの容量によってかなり違いが出てきます。
目安としてVANTRUEのSDカードの価格は256GBで¥5,599となっています。
最後にVANTRUE N4は256GBまでの対応とメーカーが公表しているので、MicroSDカードは256GB以下で買うことを推奨しておきます。
2つのあった方が良い別売品
1つ目のあった方が良い別売品は「GPSマウント」です。
フロントガラスとドライブレコーダーの間にある足のような接合部分のことです。
VANTRUE N4はGPSマウントがなくても、吸盤タイプのマウントが付属しているので取り付けは可能です。
ではなぜGPSマウントはあった方が良いのか?
GPS機能があることで車速、時間、位置情報を記録してくれます。
この車速、時間、位置情報の記録があることで、ドライブレコーダーで録画した映像記録の信憑性が高まります。
反対に映像だけの証拠だと車速、時間、場所を映像から読み取ることで推察しなければならないので証拠映像としての意味が薄くなってしまいます。
付属の吸盤マウントからGPSマウントに変更するだけで、車速、時間、位置情報の3つを自動で記録してくれます。(本体の時間設定も自動で設定されます)
以上のことからGPSマウントは、ほぼ必須と言っても過言ではないくらいにあった方が良い別売品になります。
ただ、無くても映像としての記録は残せるので「あった方が良い別売品」とさせてもらっています。
またこのGPSマウントは付属の吸盤タイプのマウントよりも足の長さが短く、あまり下に下がってこない分、視界の妨げになりにくいメリットもあります。
フロントガラスからぶら下げて、カメラ部分があまりに下の方に来ると視界の妨げにもなるので、足の短いGPSマウントの方が視界も良好です。
GPSマウントの価格は¥2,490となっています。
2つ目のあった方が良い別売品は「バッテリー直結電源ケーブル」になります。
VANTRUE N4には駐車監視の機能が付いています。
しかし、電気が供給されていないと駐車時に監視できません。
つまりエンジンを切ってしまうと、ドライブレコーダーへの電力供給がストップしてしまい、駐車監視機能は使えません。
そこで、電力供給を滞らせないために「バッテリー直結電源ケーブル」を使います。
このケーブルを使い、エンジンを切った状態でもドライブレコーダーに電力供給してやることで駐車監視が可能になるわけです。
駐車監視機能が必要無い方は、この別売品は不要になります。
反対に駐車監視の機能が欲しい方は、このケーブルを買っておく必要があります。
このケーブルを繋ぐと駐車監視が可能になる反面、バッテリーから電力を常時供給し続けるのでバッテリーの寿命を早めてしまうことになります。
一応、バッテリーの電圧が下がりすぎないように12Vを下回ると電力供給をストップできる仕組みにはなっています。
自宅駐車場がガレージなどの場合、駐車監視の機能は必要無いはずなのでドライブレコーダー自体の電源を落とす方が良いかもしれません。
また動体検知+衝撃検知した場合のみに録画することも可能なので、モードの使い分けによってもバッテリーの消耗を抑えることもできるようになっています。
駐車監視ができる反面、バッテリーの消耗は早くなるというデメリットも考慮してケーブルの購入を考えた方がよいです。
またこちらのケーブルはアイドリングストップ対策品になっているので、アイドリングストップ車にも対応しています。
「バッテリー直結電源ケーブル」もあった方が良いですが、全員に必要なものでは無いので別売にされているということですね。
バッテリー直結電源ケーブルの価格は¥2,199です。
カー用品店などで販売されていない
VANTRUE N4を買うことを決めてから、オートバックスなどのカー用品店に商品があるか確認しましたが、扱っていないということでした。
ということで、購入する手段としてはメーカーのホームページから直接購入するか、Amazonや楽天市場などで購入するか、になります。
ケトナーはAmazonから購入しましたが、ドライブレコーダーを車に取付できるほどの知識と技術はありません。
なので、カー用品店のように「そこで買ってそのまま取付する」というような流れで進めることができません。
ディーラーやカー用品店に持ち込めば取付はしてもらえると思いますが、持ち込みだと工賃が割高になったり、優先度が低いので後回しになったりします。
そのため色々とネットで調べた結果、「seibii」という出張取付のサービスがあることを知りました。
このseibiiというサービスに連絡し、自宅駐車場まで来てもらってVANTRUE N4を無事に取り付けることが出来ました。
国産車でカメラが前後タイプの取付工賃で¥19,980です。
正直、安いと感じたわけではありませんが出張代も込みなので、持ち込みよりも楽には感じました。
以上のことから商品自体を買うことは容易ですが、その後の取付に困る人が多いのではないか、と考えられます。
VANTRUE N4を検討しているけど取付が不安な方は、「Amazonなどで商品を購入してから、seibiiなどのドラレコ取付サービスを行っている業者に連絡して取り付けをしてもらう」という流れがベストです。
VANTRUE N4の口コミ
VANTRUE N4の口コミをAmazonより一部抜粋しておきます。
Amazonで評価の低い口コミ
ディーラーで取り付けをしてもらいました。接続は何回も確認してもらいましたが間違っていないと言うことです。しかしながら、駐車監視モード(モーションセンサー+衝撃監視)に設定をしても24時間録画がされたままになっておりバッテリーにかなり負担がかかっています。何度確認をしても改善できません。
あと、本体がすごく熱くなり常時ではないですがモニター画面が赤色になったりしてます。
録画がされていない時もあります。
何度かメールでバントゥルーに問い合わせはしましたが返信が曖昧です。
画質は、とても良いのですが、車内やリアカメラが、映らなくなったり。本体が、ものすごく熱を持ち、15分くらいしか録画されません。2台、買いましたが、2台とも、だめでした。
Amazonで評価の高い口コミ
前後+車内の3カメラ、そして全てSTARVIS搭載ということが購入の決め手でした。
360度のものも考えましたが、本体は大きいし結局どの方向も歪み中途半端、多少の死角はあれど車内まで考えるなら、現時点では3カメラが最良と考えました。
前後だけでなく車のサイドも、ある程度録画範囲になるようなものを探していて本機に出会いました。360度カメラと悩みましたが、画質や夜間のナンバー認識に差があるようで、本機とて完ぺきではないにしろ、現在あるドライブレコーダーの中ではかなり良いと思われます。
確認した中で、日中前の車、後ろの車、夜間前の車、後ろの車のナンバーはしっかり読めました。自車のライトや後車のライトの状況ではナンバーの平仮名が分かりにくい時がありますが、〇〇-〇〇はかなり明確に読めます。
まとめ VANTRUE N4はドライブレコーダーのベスト
正直なところ、3カメラであっても死角は出てしまいます。
なので360°カメラでVANTRUE N4と同レベルの画質の良さを持ったドライブレコーダーがあれば一番良いです。
ただし現状のドライブレコーダーの中から一つ選ぶとしたら、どうしてもVANTRUE N4になってしまいますね。
理由は「3カメラ体制」「ナンバー読み取り精度が高い」「コストパフォーマンスが高い」の3つです。
取り付けてから日は浅いですが現時点で不具合も出ておらず、特に不満もなく満足しています。
取付工賃なども含めると気軽に試せる金額ではないので、この記事の情報も参考にしつつ、他社製品と比較して慎重に選んでいただけると幸いです。